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いつかあいまみゆるために

The Reunionest

   
2009年05月の記事一覧

無題

気持悪くて気持悪くて何も食べれず、そのせいでまた気持悪くなってMARTAやH2ブロッカやSDA飲んだりして、もう1ヶ月くらい半死半生だったと思ったら5日しか経ってませんでした。

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コラムになる前の文章、になる前のアイデア、になる前のエスキース晒し

 人間が創った神は人間の意識の下層にある事象なので語れるが、本当の神は人間の意識の上位にあるので絶対に語れない。
 
 人間の精神の場合は語り手が精神そのものなので、たとえば「A 自分が今日の昼飯何にしよう..」.と「B 考えているのを自分自身で認知」しても、その認知はAを認知しているのか、それともBだけを認知しているのかは自分自身では分からない。

 宗教のことは浅学ゆえこれ以上の言及を避ける。
 
 デカルトの言葉は存在を説明するには適当だがそれ以上ではない。精神事象を語る上では観察者が必要だと思う。

 精神病理学的な例
 わたしが「A・今日の昼飯何にしよう..」.と「B・考えているのをわたしが認知」しても、その認知はAを認知しているのか、それともBだけを認知しているのかはわたしには分からないのよね。
 
 脳科学的な例
 ご存知の通り(関係各位にジャンピング土下座)xiuwenさんは気狂いですけど、ロボトミーとかされたらこのコラムを書く上でちょっと困るからカフェイン飲んで頑張る(ちなみにコーヒーだってカフェインが500mg入ってれば薬事法に引っかかって劇薬扱い)。
 80年代あたりのB級小説で「アドレナリンがドクドク湧く」とか「脳内麻薬が分泌される」とかよく出る表現だけど、アドレナリンもβ-エンドルフィンもカフェインも全ての向精神薬もシナプス間隙でどーたらこーたら作用するものでる。

 で、だ。

 「自分の精神」を「認知する自分の精神」が駄目になったイカレポンチさんはサードパーティに手伝ってもらわないといけない。といってもフロイトのように対象者を援助者の中に包含するのは厭だ。どちらの精神もフィクション、全部夢オチ、アンタの世界も全部妄想かもよ、だから何か厭だ。フィクションをフィクションで語る以上、正誤ではなく物語の。

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はじめに

本作はPSゲームソフト「Final Fantasy Tactics」作中作「ウイユヴェール」の二次創作です。よりお楽しみ戴くためにはお読みになる前にhttp://park3.wakwak.com/~pierrot/fft/sn_u.htmlと、できればhttp://www8.plala.or.jp/coogard/fft/oeil2.htmlをご覧になってください。

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小説「ニコチアナ・タバカム」第1話

「ニコチアナ・タバカム」

我々は決して悪を選ぶことが出来ない。
我々が選ぶのは常に善である。
――サルトル



 冬で夜だった。

 4区の真ん中あたりのホテルのベンチに座って男は安煙草をせかせかと吸っていた。背も低く肥満気味の醜男で、足を小刻みに動かすのがいっそう男の醜さを際立たせている。ハンチングを被り口髭をたくわえていた。肉塊はサイズの合わないクレリックシャツを着、袖に左右で違うカフスボタンを光らせていた。

 女が来た。女は目印の赤い紙袋を掲げてみせる。

「マドモワゼル」男は煙草をもみ消し、立ち上がる。

「ムッシュ。遅くなってすみません」

 女は紙袋をベンチに放り投げる。女は痩せており、161センチメートル、45キログラムの身長を高く見せていた。やや低いが形のいい鼻と荒れた肌をしている。黒いタートルネックセーターにグレーのタイトスカート、黒いストッキングを履いている。白いコートのポケットに両手を突っ込んでいた。金髪碧眼のこの女はウイユヴェールという名で呼ばれていた。

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小説「ニコチアナ・タバカム」第2話

 朝、ウイユヴェールはアパルトマンを出て河沿いに歩き、パンドーム広場へ入る。建物の中に入り(衛兵に身分証を見せる)ほの暗い廊下を進む。

 会議室の扉を開く。

「遅刻だ、ウイユ」と男が咎める。口髭を生やしたシルバーのスリーピースはウイユを見つめる。赤毛には派手なウェーブがかかっており、名をポワソンリーといった。「まあいい。報告してもらおう」

「ホテルで男に会って必要事項を訊き、始末しました」ウイユはよく通る(静かでもある)声で報告した。

「よろしい。あとはラガの身内がやってくれるはずだ。これは君に全権を委託している。保身のためではなく組織のために言うが、慎重に頼むぞ」

 会議室は広いがそのため暗く、出席者の面々の顔へ影を落としている。ウイユは自分の席へ歩み寄り、静かに腰を下ろす。コーデュロイのパンツに黒いタートルネックのセーターを着、革のジャケットを羽織ったラフな出で立ちだった。昨夜の不眠のため起きる時間が遅くなって服を選ぶ時間がなかった。急いでつけたロングピアスが暗がりに光る。

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小説「ニコチアナ・タバカム」第3話

 それから幾たびか男女は話し合い、やがて男が口を開く(「娘さんをそろそろ学校にやらないといけませんしね」とウイユが言うと男は青ざめた)。

「よろしい。お話しましょう(ええ、賢明ですわ、とウイユ)。会議の議題は外人ラギストの本邦での永住権取得についてです。彼らに家がないというのは困りますからね。弱みはひとつでもなくした方がいいんです。
 現在活動している外人ラギストはおよそ30名。そのうち10名が外事要員で残らせます。、それ以外の20名はラガへの賛同者です。我々ラガは外国籍の者をアソシエイトからパートナーへ昇格させるには本邦籍を取得させるべきだと結論しました。それがアドバイザリー・パートナーである僕の仕事なんですよ。まあ、人によっては僕を過激だの道をそれているだの、陰口をたたく者もいますがね。ええ、今回の会議においては永住権の取り方を検討したり、まあ業者に頼むと思いますがね、その業者の選定を行ないます。生活習慣のアドバイザリー・パートナーの選出もします。つまり彼らをこの国の人間にさせるのです。現状では不法滞在の者が多いので(男はまくしたててため息をつく。グラスを空にした)」

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小説「ニコチアナ・タバカム」第4話

 役場を出、グレーヴ広場を抜けたところにカブリオレの辻馬車が通りかかる。乗り込んだウイユはパンドーム広場へ、と御者に告げた。汚い身なりの男がが貴族風の男を襲うのを見た。「止めて!」ウイユは叫んだ。得物は鉈で、貴族は肩から血を流し何か叫びながら地面を転げまわっていた(周りの人間が遠巻きに見物している)。襲う方も襲う方でよく聞き取れないが激しく喚いている。貴族が動かなくなった。浮浪者は死体の首を切断しようと努力したが、鉈では到底無理だった。断頭は諦め、金目のものを奪うとどこかへ逃げた。死体の周りに乞食たちが群がる。ウイユは見届けると御者に「行って」と命じた。馬車を降り白い建物の中へ入った。

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小説「ニコチアナ・タバカム」第5話

 部屋に帰り、ウイユはベッドへ倒れこんだ。寒い夜だった。酒を飲んだ後では冷えも強い。毛布を頭まで掛けても冷えは忍び寄る。体に毛布を巻きつけたまま起き出す。バッグからウーゾのミニチュアボトルを取り出して呷った。喉が焼ける。それからまた眠ろうとするが、アルコールによる熱はすぐに奪われる。ウイユは部屋の灯りを点ける。作業に取り掛かった。

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小説「ニコチアナ・タバカム」第6話

「掛けてくれ」ウイユはデスクをはさんでヒューラーの前に座った。いまやヒューラーはネクタイもはずし、カティサークをフラスコから飲んでいる。ウイユは酒を勧められたが断った。ヒューラーは煙草を取り出す。

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小説「ニコチアナ・タバカム」最終話

 ウイユは南方の山岳地の向こうの平野部で冬を越すつもりだった。南は暖かかった。ホテルの部屋にある鏡に指を這わせる(爪には何も塗っていなかった)。鏡に映る指との間が空いていれば、鏡の奥で誰も監視していない証拠だ。そこでウイユは今までの不眠を取り戻すかのように眠った。朝は部屋で眠り、昼と晩は食堂へ下りて簡単な食事を摂る。もう無茶飲みも吐血もしなくなり、体重は平均値に戻り、肌も少し赤みを取り戻した。
 

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